広田ゆうみ+二口大学『眠っちゃいけない子守歌』
—私は話がしたいだけだよ……。私がここに坐って、お前さんがそこに坐って、お前さんが何か言って、私が何か言って、それで、おかしかったら笑うとかさ……。
いろいろなことを忘れてしまった。
忘れてしまったことも忘れてしまった。
何ひとつない男の部屋に、「話し相手」の女が訪れる。
日本の不条理劇の第一人者である別役実。京都を拠点に活動を行う俳優・広田ゆうみと二口大学は別役作品の上演に取り組み続けています。「いかけしごむ」「この道はいつか来た道」「クランボンは笑った」「受付」「部屋」「舞え舞えかたつむり」など全国各地で上演。「眠っちゃいけない子守歌」は1984年初演、別役実51作目の戯曲。広田二口企画では2020年以来の上演となります。
【上田公演】
[日時]2025年10月17日(金)19:30 / 18日(土)15:00(開場は30分前)
[会場]犀の角(上田市中央2丁目11-20)
※駐車場はありません。近隣の有料駐車場をご利用ください。
[料金]一般 3,000円/U-22 1,500円
※U-22は22歳以下の方であれば適用される料金です。当日受付にて年齢が分かるものをご提示ください。
[チケット予約]Peatix
[お問い合わせ]犀の角 info@sainotsuno.org / 0268-71-5221
[主催]上田街中演劇祭実行委員会
[企画制作]一般社団法人シアター&アーツうえだ
[照明]伊藤茶色
[助成]上田市文化支援事業
[宣伝美術]大沢夏海
『別役戯曲を読むワークショップ』
[日時]10月16日(木) 19:00~21:00
[会場]犀の角
[参加費]2,000円
[参加資格]中学生以上の方であればどなたでも。演劇経験の有無は問いません。
[定員]10名(先着順)
[申し込み先]氏名(ふりがな)・メールアドレス・連絡先(携帯可)・年齢を記載の上、メール( info@sainotsuno.org )へお申し込みください。
[作]別役実
劇作家。1937年旧満州生。早稲田大学政経学部中退。67年、「マッチ売りの少女」「赤い鳥の居る風景」で岸田國士戯曲賞を受賞。87年「ジョバンニの父への旅」「諸国を遍歴する二人の騎士の物語」で芸術選奨文部大臣賞を受賞。08年日本に不条理劇を定着させた長年にわたる優れた芸策活動に対し朝日賞を受賞。戯曲をはじめ、エッセイ・評論・童話等著書多数。2020年3月逝去。
[出演・演出]広田ゆうみ
俳優、朗読家。2006年までユニット〈小さなもうひとつの場所〉にて別役実戯曲を多数上演。現在、演出家 山口浩章、俳優 二口大学とのユニット〈このしたやみ〉に参加、京都を拠点に国内外各地で公演を行う。その他、NHKシアター・コレクション マレビトの会「血の婚礼」(G.ロルカ作・松田正隆演出)、京都芸術センター十周年記念公演「式典」(三浦基演出)、コンブリ団「カラカラ」(深津篤史作・はせひろいち演出)、文化庁メディア芸術祭京都展「Ghost」高嶺格作品「歓迎されざる者」等に出演。朗読家として別役実童話はじめ様々な作品を朗読し、舞踏や合唱、能楽など他分野とも共演する。
京都若者サポートステーション就労支援事業講師等
ワークショップデザイナー(大阪大学第一期)
[出演]二口大学
俳優。同志社大学第三劇場から俳優活動を開始。現在、演出家 山口浩章、俳優 広田ゆうみとともに〈このしたやみ〉を組み、韓国、ロシア、ポーランド等国内外で公演を行う。その他「ともだちが来た」(鈴江俊郎作・演出)、「海と日傘」(松田正隆作・三浦基演出)、「聞こえる、あなた?―fuga#3」(太田省吾作・演出)、「帽子屋さんのお茶の会」(別役実作・中島諒人演出)、「ゼウスガーデン衰亡史」(小林恭二作・安田雅弘演出)等多数出演。舞台の他にもNHK朝の連続ドラマ「マッサン」、京都地域ドラマおよび映画「ワンダーウォール」(渡辺あや作)等に出演。第10回関西現代演劇俳優賞受賞。京都若者サポートステーション就労支援事業講師等。京都役者落語の会メンバー。
[広田ゆうみ+二口大学]
https://hirotafutakuchi.blog.jp/