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復習会「よりゆっくり、より近く、より寛容に」は 可能なのか?

開催日 2021年04月09日 (金) 19:30~

昨年末の東京芸術祭シンポジウム、美学校シンポジウムにて放送し物議をかもした水野和夫×岸井大輔×横山義志「より近く、よりゆっくり、より寛容に ~コロナ後の世界経済と舞台芸術~」の復習会を犀の角で行います。資本主義の後には舞台芸術主義の世界が来るという経済学者・水野和夫さんの衝撃的なお話をさらに深堀りしていきます。「72時間トーク」などで犀の角でおなじみの岸井大輔さんによるトーク企画です。どうぞお楽しみに!

水野和夫・横山義志・岸井大輔from犀の角

4月9日 19時30分ー22時30分@犀の角(長野県上田市)&オンライン

参加費:1000円  

劇作家の岸井です。多くの著書で資本主義の終焉を説いていらっしゃる経済学者の水野和夫さんから、東京芸術祭と美学校で、これからの社会で舞台芸術こそ重要になってくると2回講義をいただきました。終了後(東京芸術祭録画はこちらで三月末まで配信、美学校講義録画2000円で販売中)多くご意見をいただきました。殊に様々なまちづくりや演劇の現場から「ではどうしたらいいのか」と具体的な質問があり面白かった。そこで、水野和夫さんに再び登場いただき、現場からの素朴な疑問をぶつけ、復習する会を開きます。

主催を、長野県上田にあるゲストハウス付き小劇場「犀の角」さんにお願いすることにしました。「犀の角」は、元静岡県立劇団でスタッフをされていたご夫妻が立ち上げた劇場で、ゲストハウスを併設させることで経営の安定を図りながら、フェスティバルを開催し遠方から様々な前衛表現を呼びつつ、地域の劇の紹介もしています。さらに最近は地元の福祉施設と困りごとを抱えた人のかけこみ寺としての運営をするなど様々な事業を展開しています。コロナを受け演劇が社会的意義を持つのならば、それは犀の角のような場においてでなければならないでしょう。そのためにどうしたらいいかを考えたい。

まず、横山・岸井・犀の角から、水野講義を受けての質問をプレゼンするところから始めます。参加者の皆さんも是非質問をぶつけてみてください。もちろん、視聴するだけの参加も歓迎します。

ご予約はco.playsandworks@gmail.comまでタイトルを「より近く復習」とした上でメールアドレスを送ってください。現地での参加を希望される方や前回の録画を希望される方は本文にその旨お書きください。

 

登壇者プロフィール

水野和夫(みずの かずお)

1953年生まれ。法政大学教授。1977年、早稲田大学政治経済学部卒業。1980年、同大学大学院経済学研究科修士課程修了後、八千代証券(国際証券、三菱証券を経て、現三菱UFJモルガン・スタンレー証券)に入社。三菱UFJ証券チーフエコノミストを経て、2010年退社。同年、内閣府大臣官房審議官(経済財政分析担当)。2011年、内閣官房内閣審議官(国家戦略室)。2012年、退官。埼玉大学で博士号を取得(経済学)。『100年デフレ』『人々はなぜグローバル経済の本質を見誤るのか』『終わりなき危機 君はグローバリゼーションの真実を見たか』(以上、日本経済新聞出版社)、『金融大崩壊 「アメリカ金融帝国」の終焉』(日本放送出版協会〈現・NHK出版〉)、『資本主義の終焉と歴史の危機』(集英社)、『閉じてゆく帝国と逆説の21世紀経済』(集英社新書)、共著に『コレクションと資本主義』(角川新書)など著書多数。

 

横山義志(よこやま よしじ)

東京芸術祭国際事業ディレクター、SPAC-静岡県舞台芸術センター文芸部、学習院大学身体表象文化学専攻非常勤講師。1977年千葉市生まれ。大学2年まで生物学を学んだのち、西洋演技論史を専門とする。2000年に渡仏し、2008年にパリ第10大学演劇科で論文「優美と俳優術 歌と踊りの排除の理論的起源」により博士号を取得。2007年からSPAC-静岡県舞台芸術センター制作部、2009年から同文芸部に勤務。主に海外招聘プログラムを担当し、二十数カ国を視察。2014年からアジア・プロデューサーズ・プラットフォーム(APP)メンバー。2016年、アジア・センター・フェローシップにより東南アジア三カ国視察ののち、アジアン・カルチュラル・カウンシル(ACC)グランティーとしてニューヨークに滞在し、アジアの同時代的舞台芸術について考える。論文に「アリストテレスの演技論 非音楽劇の理論的起源」(https://gakushuin.academia.edu/YoshijiYokoyama)、翻訳にジョエル・ポムラ『時の商人』など。

 

岸井大輔

1970年生。劇作家。他ジャンルで遂行された形式化が演劇でも可能かを問う作品群を発表している。代表作「東京の条件」「好きにやることの喜劇(コメディー)」「始末をかく」

2019年に自身のカンパニー「PLAYS and WORKS」旗揚、ポストコンテンポラリーアートについて考えている。多摩美術大学演劇舞踊デザイン学科非常勤講師・美学校講師

 

犀の角(さいのつの)

長野県上田市の海野町商店街にある劇場、カフェ、ゲストハウスを備えた民間文化施設。様々な表現活動や地域住民・アーティストの交流の場として、舞台制作者の荒井洋文と荒井舞を中心に2016年より運営している。「上田街中演劇祭」や「犀の夜」など、現代演劇にとどまらず様々なジャンルのアーティストらとの文化事業を企画運営している。近年は自前の稽古場や宿泊施設を生かしたアーティストインレジデンス事業や、コロナ禍において増加している家庭内での困りごとを抱えた若者や女性、生活困窮者等に施設を提供したり、炊き出しなどを行っている。

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    70min by the car from Matsumoto I.C.

※ 駐車場について
ご宿泊のお客様は、犀の角裏にある専用駐車場をご利用ください。
イベントにご来場のお客様は、駐車可能台数に限りがあるため「海野町パーク」など、近隣の駐車場をご利用ください。