シャンカル・ヴェンカテーシュワラン演出作品『犯罪部族法』上映会【提携】
上田街中演劇祭2021 提携公演
(撮影:松見拓也)
南インド・ケーララ州の山中に自ら製作した劇場を構えながら、国際的な活動を展開する演出家シャンカル・ヴェンカテーシュワラン。日本においても京都芸術大学舞台芸術研究センターとの共同製作により太田省吾の代表作『水の駅』(2016年)を演出するなど話題を呼んでいる。本作は、2017年に初演され、2020年に映像作品としてリクリエイションした『犯罪部族法』の映像作品。英国植民地下のインドで実際に施行された「犯罪部族法」を出発点に、二人の俳優の対話によって、古代から続くカースト制や近代化による社会差別の構造が浮き彫りとなっていく。
作・出演:アニルドゥ・ナーヤル/チャンドラ・ニーナサム
構成・演出:シャンカル・ヴェンカテーシュワラン
撮影:カルン・プラサード・K.S.
撮影助手:ハルシト・C.
編集:アニール・レヴール
編集助手:シュレーヤーカルティク
協力:ジャヤープラカーシュ・クルール/ジャン=ギ・ルカ/ヤシャス・チャンドラ/ジャンガマ・コレクティブ/ランガ・シャンカラ劇場
制作:シアター・ルーツ&ウィングス
日本語字幕:鶴留聡子
日本語字幕 映像編集:森田諒 京都芸術大学舞台芸術研究センター
(本研究はJSPS科研費20H00009の助成を受けたものです。)
シャンカル・ヴェンカテーシュワラン
(撮影:Gabriela Neeb)
1979年生まれ。インド・ケーララ州出身の演出家。カリカット大学演劇学部を首席で卒業後、シンガポールの演劇学校シアター・トレーニング&リサーチ・プログラムにて3年間学ぶ。2007年、劇団シアター・ルーツ&ウィングスを旗揚げ。演出作品に『山脈の息子−エレファント・プロジェクト』(2008年)、太田省吾『水の駅』(2011年)、ヘンリック・イプセン『私たち死んだ者が目覚めたら』(2012年)、京都芸術大学舞台芸術研究センターとの共同製作による『水の駅』(2016年/KYOTO EXPERIMENT 2016 AUTUMNにて上演)、『インディアン・ロープ・トリック』(2020年/シアターコモンズも共同製作)などがある。
2009年、国際交流基金と信州大学の招聘で松本にて3ヶ月間の滞在制作、まつもと市民芸術館にて作品発表を行う。2011年、スイスのプロ・ヘルヴェティア文化財団の招聘でチューリッヒにて3ヶ月間のアーティスト・イン・レジデンスを行う。2013年、ノルウェー政府よりイプセン奨学金受賞。2016年より2シーズンに渡り、ドイツの公立劇場ミュンヘン・フォルクスシアターのレパートリー作品の演出を務める。2019年、セゾン文化財団ヴィジティング・フェローとして来日。
演出の傍ら、ケーララ州国際演劇祭の芸術監督 (2015、2016年)や、チューリッヒ舞台芸術祭チューリッヒ・テアター・スペクターケル (2016年)での審査員なども務める。現在、地元ケーララ州アタパディにて、先住民族の多く住む山間部に自ら作った劇場を拠点に活動している。
▼日時
2021年11月21日(日)開場 17時00分(30分前開場)
▼会場
上田映劇(上田市中央2-12-30)
▼上映時間
55分
▼チケット料金
無料
▼ご予約はこちら
https://peatix.com/event/3061037/view
ポスト・パフォーマンス・ディスカッション
上映後、犀の角にてオンラインディスカッションを実施します。
演出家・出演者がオンラインで登壇。また、長野県出身で上田街中演劇祭2019参加作品「そして なるほど ここにいる」にもご出演くださったコンテンポラリーダンスの第一人者、山田せつ子さんにもオンラインで登壇いただき、制作過程や上田で上映するに至った経緯など、たっぷりとお話しいただきます。
制作陣の生の声を聞ける貴重な機会ですので、是非お見逃しなく。
[オンライン参加] シャンカル・ヴェンカテーシュワラン、アニルドゥ・ナーヤ
ル、チャンドラ・ニーナサム、鶴留聡子、山田せつ子、木村典子(公益財団法人北海道演劇財団プロデューサー)
[オフライン参加] 野村政之、荒井洋文
▼時間
18時30分~19時30分(30分前開場)
▼会場
犀の角(上田市中央2-11-20)
▼参加費
無料
▼お問い合わせ
犀の角 mail:info@sainotsuno.org TEL:0268-71-5221
長野県芸術監督団事業「NAGANO ORGANIC AIR」上田プログラム
[主催]一般財団法人長野県文化振興事業団、長野県
[企画制作]一般財団法人長野県文化振興事業団 芸術文化推進室、一般社団法人シアター&アーツうえだ
[提携]上田街中演劇祭実行委員会
[協力]京都芸術大学舞台芸術研究センター、NPO法人上田映劇