ポスト・パフォーマンス・トーク ~暗唱後の問答のひととき~【上田街中演劇祭2020】
11月23日(月・祝)、小川康さんによる暗誦の後は、ゲストに舞台俳優・美加理さんをお招きし、小川さんと言葉を交わすひとときを催します。美加理さんは1999年にク・ナウカシアターカンパニー『天守物語』(宮城聰演出)でチベット公演を経験されています。8万語を自身にインストールし暗誦する小川さんと、世界を舞台に古今東西の戯曲を身体化し表現し続ける美加理さんとの対話の時をお楽しみください。
登壇:美加理、小川康、荒井洋文
進行:野村政之
日時:11月23日(月・祝)17時開演(16時30分開場)
会場:犀の角(上田市中央2丁目11-20)
チケット料金:1,000円(「暗誦」をご覧になった方は無料でご参加いただけます。)
・・チケット予約方法・・
オンライン予約にて承ります。以下のURLからご予約ください。
https://www.quartet-online.net/ticket/postperformancetalk_ogawa
|プロフィール|
美加理(みかり)
東京生まれ。俳優。高校在学中に故・寺山修司作・演出の「青ひげ公の城」で舞台デビューし、小劇場で活躍した後、演出家・宮城聰とともにク・ナウカシアターカンパニーの設立立に参加。「王女メデイア」、「天守物語」、「マハーバーラタ~ナラ王の冒険~」など多くの作品で主演。その極度に集中した演技と強い身体表現は高い評価を集める。2007年以降にソロ活動を開始。音楽家・種子田郷とのダンス・パフォーマンス「生のものと火を通したもの/闇の碧」、インドの劇団Roots&Wingsとの「山脈の子/エレファント・プロジェクト」などがある。2011年からは、主に静岡県舞台芸術センターSPACで活動。「アンチゴネ」、「グスコーブドリの伝記」(宮城總演出)等に出演。フランス・アヴィニョン演劇祭など海外公演にも多数出演。現在は演劇活動の傍ら、山梨県八ヶ岳にて、新しい時代の循環型コミュニティの暮らしを模索中。
小川康(おがわやすし)
1970年富山県出身。薬剤師。東北大学薬学部卒。卒論は「キラルな複素環化合物の合成研究」。卒業後、北海道留寿都農業高校で理科の講師、佐渡島羽茂自然学園で小中学生の指導員、黒姫和漢薬研究所「えんめい茶」で薬草茶の研究開発、長野県望月町で新規就農し薬草(当帰)栽培に取り組む。1999年、インド・ダラムサラに渡りチベット語の学習に取り組み、2001年メンツィカン(チベット医学暦法大学)に合格。2009年チベット社会から医師として認められる。2013年4月より早稲田大学・文学学術院・国際教育学修士課程に進学。2015年3月に修士論文『薬教育に関する総合的研究』を提出し卒業。2016年長野県上田市野倉に土地を取得し薬房「森のくすり塾」を建設する。著書 「僕は日本でたったひとりのチベット医になった(径書房)」「チベット、薬草の旅(森のくすり出版)」
HP http://morinokusurijyuku.net/index.html
野村政之(のむらまさし)
演劇制作者/ドラマトゥルク。1978年生、塩尻市出身。大学から演劇活動を始め、公共ホール勤務を経て、2007年から劇団青年団・こまばアゴラ劇場制作部に入る。並行して若手演出家の公演に様々な形で参加。2014年に東京から沖縄に移住、沖縄県文化振興会プログラムオフィサーとして県内の文化芸術団体の支援に携わる。2018年10月より長野県庁の文化政策課で文化振興コーディネーター。舞台芸術の創作現場と、文化行政・文化芸術支援の両方の仕事をしている。舞台芸術制作者オープンネットワーク(ON-PAM)理事、全国小劇場ネットワーク代表。長野市在住。
荒井洋文(あらいひろふみ)
プロデューサー、演劇制作者。長野県上田市出身。大学在学中に京都市で演劇活動を開始。公益財団法人静岡県舞台芸術センター制作部に所属後、上田市で文化事業集団「シアター&アーツうえだ」を発足。街中や里山での演劇を軸とした文化芸術活動のプロデュース等を行っている。2016年、上田市中心商店街の空き店舗をリノベーションし、演劇やライブ等で使用できるイベントスペースとゲストハウスを備えた民営文化施設「犀の角」をオープン。様々な表現活動や地域住民・アーティストの交流の場として運営している。近年はアーティスト・イン・レジデンスに重点を置いた事業を展開。上田街中演劇祭を2016年より開催。一般社団法人シアター&アーツうえだ代表理事。