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仁田晶凱とアニカ・エドストローム・カワジによる リサーチ/ショーイング

開催日 2025年03月16日 (日) 14:30~

ベルギーのパフォーミングアーツにおける専⾨機関「p.a.r.t.s.」で学んだ両者はダンスをコミュニケーションツールとして捉えた表現領域を探求してきました。

 

Anika Edström Kawajiによる『Things That Can Survive in Space』【直訳:宇宙で⽣き残ることができるもの】(Robin Haghi との共作)は、NASAによる「ボイジャー計画(1977 年)」に端を発したアイデアで、表現や⾝体によるコミュニケーションを宇宙の無限の空虚に晒す⾏為そのものを振付と位置付け、太陽系を超えて我々の営みをさまざまな他者に伝えることを実験的なアプローチから探求した作品です。

仁⽥晶凱による『processing and tuning』(2024年、SCOOL)は、「引き受ける」という他者との交流に「もの」、「⾔葉」、そして「からだ」の働き(調整・tuning)にコミュニケーションの起こりを見つけ、それらの動きをダンス化する過程を描いた作品です。

両アーティストの活動や関心領域は異なるスケールと視点を持ちながらも、共通して⾝体を通じた対話というテーマを共有しています。Edström Kawajiと仁⽥は、宇宙的な視点に発想を⾶ばすこと、それと同時に⽇常的な⾝体の機微に⽬を配ることから、 他者とどのように接続し、 反応し合えるのかを問い、⾝体を通じた普遍的なコミュニケーションのあり⽅を考えてみます。理解、共感、共⽣、調和といったトピックについて再考し今回のリサーチとショーイングを通して作品化に向けた⼿がかりを探ります。

 

 – 日程・会場 –

リサーチ
・2025年3月10日(月)〜16日(日)
・犀の角 3Fスタジオ

ショーイング
・2025年3月16日(日) 14:30~ (14:00開場)
・犀の角 1F劇場
[チケット:500円 +投げ銭]

*リサーチ見学ご希望の方、ショーイングご予約の方は以下のリンクにアクセスしフォームよりお申し込みください。https://www.akiyoshinita.com/research-showing-nitaandedstromkawaji-in-ueda/

 

振付・出演
仁田晶凱
アニカ・エドストローム・カワジ

振付協力
ロビン・ハギ

制作
町田妙子(オータムプロダクションズ)

主催
オータムプロダクションズ


プロフィール

仁⽥晶凱 Nita Akiyoshi

⽇本⼤学芸術学部を中退、ベルギー・ブリュッセルにあるダンス学校 P.A.R.T.S.へ⼊学。在学中にImpulz Tanz 2016(ウィーン)、CND Camping 2015(パリ)、Its Festival(アムステルダム)、等ヨーロッパ各地のフェスティバルに参加。 卒業後は帰国し、 都内を拠点に活動中。これまでに⾃⾝振付作品を劇場をはじめ、アンスティチュ・フランセ東京、ギャラリーASAKUSA等で上演。 ⾃⾝振付作品の公演を企画制作する団体、 [オータムプロダクションズ]を⽴ち上げ、これまでに「17 Etudes」(2021年)、「シシオドシ組曲」(2022 年)、「The Musical Offering~ポリボディと幻声部のリチェルカーレ~」(2022 年)、「processing and tuning」(2024 年)等の公演を主催してきた。ダンスカンパニー[Co.⼭⽥うん]に所属。有名ミュージシャンの MVへの出演も⾏い、これまでに「真夏の夜の匂いがする」(あいみょん)、「絶対零度」(⾚い公園)のMVに出演。演劇作品への出演も⾏い、これまでに「⼈類史」(演出:⾕賢⼀)、「こどもの⼀⽣」(演出:G2)へ出演。ジゼル・ヴィエンヌ(フランス)振付「showroomdummies#4」に振付アシスタント・ツアーダイレクターとして参加。アントン・ヴィドクルによる映像作品「宇宙市⺠」に振付と出演。

 

アニカ・エドストローム・カワジ Anika Edström Kawaji 〈HP
ストックホルムとブリュッセルを拠点に活動するスウェーデン⼈と⽇本⼈のバックグラウンドを持つダンサー、パフォーマー、振付家。2013 年から 2016 年までブリュッセルのP.A.R.T.S.で学んだ後、Rosas/Anne Teresa de Keersmaeker(ベルギー)でパフォーマーとして5年間活動。”Rosas Danst Rosas”、”Rain”、”Drumming”、”Achterland”、”Bartók/Beethoven/Schönberg”、”The Dark Red Research Project”、およびパフォーマンス・インスタレーション”Brancusi”(Bozar、ブリュッセル)など、いくつかの公演やプロジェクトに参加した。2020 年以降、Fieldworks/Heine Avdal & Yukiko Shinozaki (ベルギー/⽇本/ノルウェー)、Robin Jonsson(スウェーデン)、Wee/Francesco Scavetta(スウェーデン/ノルウェー)、Femke Gyselinck(ベルギー)、Karoliina Loimaala(フィンランド)などとコラボレーションを⾏い、主にブリュッセルとストックホルムを拠点にしたアーティストたちと共に⾃⾝の作品を発展させている。また、ブリュッセルを拠点とするコレクティブ・プラットフォーム”YOUNGSTERS”の⼀員として、アーティストと若者たちの交流の場を創出している。
これまでに Kulturhuset Möbeln(Tierp、スウェーデン)、The Royal Swedish Ballet School(ストックホルム、スウェーデン)、 PRODA (ベルゲン、 ノルウェー)、Dans Haus Academy(ミラノ)、 Shanghai International Dance Centre(上海、中国)、⽇本⼥⼦体育⼤学(東京、⽇本)、Architanz(東京、⽇本)などで指導やワークショップを⾏っている。

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