寂光根隅的父による舞踏ワークショップ
昨年の「上田街中演劇祭2017」で上演された『授業』において、圧倒的な舞踏的身体を披露し話題をさらった演出家で俳優の寂光根隅的父(じゃこうねずみのぱぱ)。劇団双身機関を率いながら、元藤燁子や笠井叡など舞踏の直系に学び、修験道にも通じつつ、<身体>を探求し続ける氏による舞踏ワークショップを「犀の角」で開催します。<舞踏>のいろはを学べる貴重な機会。身体表現に興味のある方、舞踏の世界に、あなたの身体ごと投げ入れてください!
日時:3月24日(土)11:00~18:00
25日(日)11:00~18:00
会場:犀の角(上田市中央2丁目11-20)
参加費:1日のみ2,500円 2日間 4,000円
定員:20名(先着順)事前申し込み必要。
対象:高校生以上、初心者歓迎。
スケジュール
1日目(3月24日(土))
11:00~12:00 舞踏についての座学
13:00~14:00 基本的な歩行練習
14:00~15:00 歩行練習を受けてのディスカッション
15:00~17:00 ディスカッションを受けての呼吸法・ヨガ・武術・
能楽・意識のコントロール
17:00~18:00 総括ディスカッション「舞踏を今日学ぶ意義について」
19:00頃~ 懇親会(参加費別途)
2日目(3月25日(日))
11:00~12:00 舞踏についての座学
13:00~14:00 基本的な歩行練習
14:00~15:00 歩行練習を受けてのディスカッション
15:00~17:00 小品創り・発表
17:00~18:00 総括ディスカッション「舞踏を今日学ぶ意義について」
※1日目と2日目ではワークショップ内容が異なります。2日間連続して参加されることをお勧めします。どちらか1日のみの参加でも構いません。
※宿泊を希望される方は、事前にお申込みください。通常の1割引きでお泊りいただけます。
講師:寂光根隅的父(じゃこうねずみのぱぱ)
プロフィール
演出家、舞踏家、双身機関代表。
高校在学時より演劇を始める。1990年代にアスベスト館、天使館などで舞踏を学ぶ。95年に双身機関を結成、企画・演出を担当、身体と空間を軸にした実験的な活動を続けている。2006年、初の独舞作品『それでも地球は丸くない』(振付・伴戸千雅子、名古屋陶磁器会館)を発表。07年には舞踏・朗読・DJ・照明の即興による『月読ノ宮・2007年午前零時』 (七ツ寺共同スタジオ)を初演、13年まで隔年で上演した。以後も独舞・デュオや音楽・美術とのコラボを、劇場のみならずギャラリーやカフェで断続的に行っている。その他の主な舞踏作品に、『今日の世界/日本/私はブダのペストによって再現されるか』(07年、麻布die pratze(東京)、快楽公社(北京)、遊庵(名古屋)、カフェ・レリッシュノート(伊勢))、寂光・みすずデュオ『ポロネーズ』『ジャポネスク』(08年、七ツ寺共同スタジオ 2日間日替わり上演)、寂光・みすずデュオ『ショウドの2人コジキ』(12年、七ツ寺共同スタジオ)がある。
寂光根隅的父氏からのメッセージ
創始者・土方巽が当初「暗黒」の2文字を載せた「舞踏」の命名は、それまでの西洋の流れを汲むモダンダンスとの断絶を決意するものだった。その名が示すように、綺麗ごとではなく、人間の心と体の深遠に潜む暗闇を顕わにする営みだったと思う。社会を覆う闇が益々拡がる一方で、芸術表現が表層化、記号化、無性化する今日、舞踏はもう一度「暗黒」の名を冠した方が良いと私は感じている。毒も皿も一緒くたに喰らった更地にもう一度立つことからしか、新たな表現など産まれるものではないと。
今回のワークショップに参画を考えておられる貴方!貴方は無意識にではあるかも知れないが、既にそうした暗黒の匂いを嗅ぎ取っておられるのです。もはや共犯者、後戻りは出来ませんよ!
申し込み先・お問い合わせ:
info@sainotsuno.org
氏名、年齢、連絡先を明記し、お申込みください。
0268-71-5221(犀の角)
定員になり次第、締め切らせていただきます。
主催:シアター&アーツうえだ